お知らせ

事務所だより 令和7年8月号(2025/8/4)

連日猛暑続きですね。私などは屋内の事務仕事なので過ごしようがあるのですが、屋外作業をしている方には、本当に大変な時代になってきたなぁと思います。それに関連する話題ですが、熱中症対策の強化を目的とした労働安全衛生法の改正が6月から施行されました。その内容は、熱中症のおそれがある労働者の早期発見、迅速な対応ができる職場体制整備を義務化するというものです。

職場で体調不良者がでたら速やかに社内で情報共有し、本人を作業から離脱させ身体を冷却し、状況によっては病院への救急搬送をする。使用者は今後、それら一連の判断を、スピーディーにできる組織体制作りが法律上求められます。ここ数年の熱中症による労働者死亡のケースのほとんどが、初期症状での放置など、対応遅れが原因なのだそうです。連日この暑さですから、多くの人が身体のだるさなどは日常的に感じながら働いていると思います。普段よりも多少強く体調の異常を感じても、本人にはそれがどの程度危険な状態なのかはわからないかもしれません。もし一人で放置されていると、そのまま手遅れになってしまう危険性があるということですね。結局、この法改正が言わんとしているのは、もはや熱中症による死亡事故は、日本中どこの職場でも起こりうるということですね。